STORYストーリー

女顔がコンプレックスな腐男子の宮野由美は、
ある夏の日、体育館裏で起きた喧嘩に遭遇してしまう。
勇気を出して止めに入ろうとしたとき、
宮野の肩を押し留め、代わりに向かってくれたのは
ちょっとだけ不良な先輩・佐々木秀鳴だった。

それ以来、なぜか佐々木に気に入られてしまう宮野。
あろうことか「好きなマンガを貸してくれ」と言われ――!?
そして佐々木は、瞳を輝かせてBLを語る宮野に、
少しずつ惹かれていく…。

原作春園ショウ先生

『佐々木と宮野』舞台化です!!!すごい…!ありがとうございます!!
まさか舞台化までしていただけるとは…!想像出来た方いらっしゃいますか?私は全く想像していませんでした。
初めてお話をいただいたとき、『佐々木と宮野』は2.5次元舞台という媒体で映える作品になれるのか、私の中にイメージが浮かびませんでした。手とか鞄とか小さい動作が多めで、大きな身体的動きもあまりないので、あの大きな舞台をどう満たせるのだろうかと。
しかし、ドラマCD、朗読劇、TVアニメと、自分では想像できなかったほど素晴らしい数々のメディアミックスを行っていただいた作者は味を占めていたので、きっと舞台で映えると思って声をかけてくれたんだろう、嬉しいなぁ、今回も楽しみだなぁとわくわくと作り上げられていく様子を拝見しつつ日々を過ごしています。
舞台ならではの表現で創られる、私が知らなかったささみゃーたちを観たい!ささみゃーたちのことは全部逃さず観たい。できることなら生の舞台を拝見したい。一つとして同じ作品にならない、生で作り上げられる一度きりの濃密な舞台芸術、その『佐々木と宮野』を堪能したい。
今までメディアミックスを楽しんでくださった、作品のファンのみなさま。今回も今までのメディアミックス同様、作者は上がってくる成果物にオタク全開で楽しめています。監修とはいえ、こんなにいっぱい見せていただいていいんでしょうか。ありがとうございます。
2.5次元舞台のファンのみなさま、みなさまのおかげで『佐々木と宮野』も新しい機会をいただくことができました。ありがとうございます!
色々とお邪魔させていただいて、たくさん舞台のことを教えていただき、改めてプロの偉大さを実感している日々です。スタッフのみなさま、キャストのみなさま、『佐々木と宮野』がお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。
このキャラの髪の毛の色はこのくらいの色味でとか、この人が笑うときは手で口元隠す感じでとか、アホ毛の具合とかほくろの位置とか、服の色味とか、細かく確認してくださり、現実に出現してくるみんなにひたすら「やばい…居る…」と思っていました。ありがとう、ありがとう。身長差、最高。
公演本番で、ファンのみなさまと一緒に観客のひとりとして楽しむことができれば、とても嬉しいです。
楽しみだー!

イラスト

脚本・演出伊勢直弘

大きな事件というよりも、小さな発見の積み重ねで紡がれてゆく物語。
具体的な言葉が見つからないけど、なんだかふわっと胸がすく思いで原作ストーリーに没頭しました。
作品が持つ、柔らかい色合いのような空気感を舞台で描くことは、自分にとっては新しい挑戦。光栄で楽しみです。
キャラクターの眼前に広がる景色の色合いと心の機微、丁寧に描いていこうと思います。